阿翁
【あおう】

旧国名:肥前
壱岐(いき)水道に面した伊万里湾口に浮かぶ鷹島の北端に位置する。阿翁と阿翁浦にわかれており,阿翁浦は元寇の時には「西浦」とよばれていた(竹崎季長絵詞)。阿翁と阿翁浦は元寇時の激戦地の1つであり,阿翁には大正4年建立の「元寇記念之碑」,弘安の役の戦闘指揮所跡と伝えられる竜面庵があり,木像釈迦座像が安置され,付近には多数の五輪塔・宝篋印塔・板碑が集められている。この座像は大正初期の学術調査以来元軍の守護仏とされている。最北端に突出する原野を遠矢の原と呼び,阿翁石で知られる墓石材の産地であったが,今はその跡をとどめるにすぎない。同地も元寇激戦地である(鷹島町郷土誌)。
【阿翁村(近世)】 江戸期の村名。
【阿翁免(近代)】 年不詳~現在の行政区名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7219206 |





