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稲佐山公園
【いなさやまこうえん】


長崎市北西部にある標高332.3mの稲佐山一帯を区域とする総合公園。市内稲佐町・立岩町・大浜町・水の浦町・梁川町・秋月町・春木町・福田本町・飽の浦町・竹の久保町・城山町・小江町・小浦町の13町にわたる。福田村合併による拡張や市街化線引きによる減区などを経て,現在,計画面積533.2ha(うち開設92.8ha)。昭和26年4月の開設となっているが,昭和8年,山頂からの眺望を一般公開するため,3kmの登山道路が開設され,市民のレクリエーションの場として誕生した。第2次大戦中は旧軍の要塞地となり閉鎖された。同34年7月,都市公園条例により総合公園として,設置が告示された。稲佐山は上部が複輝石安山岩,下部が凝灰角礫岩の互層トロイデで,いわゆる長崎火山の残丘である。特に頂上部は集塊岩からなり,風化が進みろうそく岩など奇観に富む。山頂からの市内一円の眺めはあたかも箱庭をみるようで,さらに大村湾・雲仙岳・長崎半島,遠くは五島列島を視界に収めることができる。市民の日帰りレクリエーション地として,観光拠点として年間40万人の利用者がある。頂上部には展望台があり,ここからの夜景も名所となっている。稜線鞍部の千畳敷は広場・ツツジ園となっている。このほか休憩所・野外音楽堂・見晴台・児童遊園・草スキー場・鹿放牧場・もみじ園・駐車場・管理事務所などの公園施設がある。また東山腹には山麓の淵神社からのロープウエーも昭和34年に架設され,春秋のシーズンにはにぎわう。最高部付近には昭和33年テレビ塔3局が設置され,ランドマークとなっている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219489