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大瀬戸町
【おおせとちょう】


(近代)昭和30年~現在の西彼杵(にしそのぎ)郡の自治体名。西彼杵半島の西部に位置し,西は東シナ海に面する。東部の山地から流れでる雪浦川・多以良川が西または北西に流れる。瀬戸町・多以良村・松島村・雪浦村が合併して成立。大字は編成せず。瀬戸を冠称した下山郷・羽出川郷・東濱郷・西濱郷・樫浦郷・板浦郷・福島郷,多以良を冠称した内郷・外郷,松島を冠称した内郷・外郷,雪浦を冠称した小松郷・下郷・上郷・下釜郷・河通郷(ごうつうごう)・奥浦郷・幸物郷・久良木郷(きゆうらぎごう)の行政区がある。世帯数・人口は,昭和35年3,069・1万4,473,同45年2,814・1万737,同55年3,365・1万326。昭和40年福島との間が陸続きになる。約1kmを隔てた沖合いには松島があり,海上やや離れて池島などの小島が点在している。近海の大小の島嶼はかつて鯨組活動の拠点であった。最近は西彼杵半島開発のため建設事業が推進され,諸種の道路開発が著しい。北部・南部・外海(そとめ)の3工区が設定されている。北部主要幹線道路が多以良内郷の山内に入り,瀬戸下山郷で外海主要幹線道路となる。そこからさらに雪浦久良木郷を経て,琴海(きんかい)町の長浦赤水・戸根へと連なる南部主要幹線道路となる。開発事業を背景に,農業面では果樹生産地の造成を進め,漁業面では古くからの沿岸漁業も近海の新漁場の開発と相まって,一本釣り・鰮網・養殖が盛んになっている。町域全面積中で田3.64%・畑9.47%・山林原野50.81%となっている。昭和56年海岸沿いを通る国道202号に板浦トンネルを含む板浦バイパスが完成。同年瀬戸羽出川郷のホゲット石鍋製作遺跡が国史跡に指定された。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7219865