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職人郷
【しょくにんごう】


(近代)年不詳~現在の行政区名。明治22年富江村,大正11年からは富江町のうち。五島列島の福江島南部,富江溶岩台地の南東部一帯に位置する。地名の由来は,寛文3年富江陣屋完成により藩士を陣屋の周囲に,足軽を西部に,水主を港口に配置し,東の当地には職人を置いたことにちなむ。鍛冶屋町・紺屋町・大工町の小字が残る。只狩山付近には牧場があり,一の木戸・二の木戸・張口などの小字がある。弘化3年幕命調査記録によれば,家数100・人数602(男297・女305)。嘉永年間非常蔵を設置。世帯数・人口は昭和40年94・363,同50年102・328(男163・女165),同57年104・323(男154・女169)。約半数が養蚕・牧畜・葉煙草栽培の農業に従事している集落である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7221202