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丸尾郷
【まるおごう】


(近代)昭和29年~現在の行政区名。はじめ魚目村,昭和31年からは新魚目村のうち。もとは魚目村榎津郷・似首郷の各一部。五島列島中通島の中央部に位置し,東は有川湾に面する。地名の由来は,北西部の番岳を背に有川湾に面してなだらかな台地を形成するところからと伝える。昭和50年の世帯数251・人口941(男475・女466)。旧魚目村のほぼ中央にあたる平地で交通に恵まれる所から,近年とみに人口増加が著しい。漁港として指定され,港湾設備も充分に設けられ,漁業組合・漁業共同経営団・水産加工場などがある。漁業の基地として漁船の出入りも多い。昭和初期~昭和20年には鮪・鰤・烏賊の漁場に恵まれ,有川湾内筆頭の漁獲高を誇った。カトリック教会・保育所などもある。主要地方道有川新魚目線が地内を通り,バスが運行されている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7222931