藪路木島
【やぶろきしま】

旧国名:肥前
五島列島の北,小値賀(おぢか)島の西方に浮かぶ藪路木島の全域。火山島で,地内貝瀬は溶岩が海食によってできた奇勝。かつては多くの住民が生活していたが,現在は無人となっている(小値賀町郷土誌)。中央部に縄文時代の石器を出土する藪路木遺跡がある。はじめ流人の居住地であったといい,大島からの移住が行われたと伝える。昭和29年集落地を除く全島が西海国立公園の第2種・第3種特別地域に,また貝瀬は同第1種特別地域に指定された。
【藪路木島(近世)】 江戸期の村名。
【藪路木島郷(近代)】 年不詳~現在の行政区名。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7223229 |





