高森峠
【たかもりとうげ】

阿蘇南外輪山の南東部,阿蘇郡の高森町高森と蘇陽町柳・長谷の境界にある峠。標高872m。国道265号・325号が通った。九十九曲がりの異名をもつ難所。景行天皇が熊襲遠征の時,この峠を越えたことから御成(おなり)坂とも称すると伝え,付近の外輪山の一角を御成山と呼び,7合目近くに山伏塚・獅子口の地名が残る。峠北側のふもとに中世の高森城跡がある。阿蘇郡久木野村立野から高森峠を経て宮崎県高千穂に至る道路は明治34年に開通。昭和50年,峠の南側に国道325号・265号が通じる新高森峠トンネルが開通。峠からの阿蘇五岳と根子岳の眺望はすばらしく,「高森音頭」に「桜化粧の高森峠,ひとめ千両の花吹雪」と歌われたが,この花の名所も最近は排気ガスで立枯れが目立つ。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7226197 |





