100辞書・辞典一括検索

JLogos

44

藤富村
【ふじとみむら】


(近代)明治22年~昭和30年の自治体名。はじめ飽田(あきた)郡,明治29年からは飽託(ほうたく)郡に所属。権藤(ごんどう)・会富の2か村が合併して成立。護藤と会富の2大字を編成。村名は合併両村の合成地名(県市町村合併史)。藤富村役場と小学校を護藤に設置。明治24年の戸数340,人口は男901・女953。同34年の戸数298・人口1,862,職業別戸数は農業195・工業18・商業37・公職自由業など24・職工労働者24。当村は泥湿地のため米・七島藺を多く産するが,そのほかに菜種・人参・市皮などの産出もこれに次ぐ。同年の田177町1反・畑88町1反・宅地18町4反(飽託郡誌)。世帯数・人口は,昭和10年291・1,690,同30年360・2,150。同年飽田村の一部となり,2大字は同村の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7227498