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鵜山村
【うやまむら】


旧国名:豊後

(近世)江戸期~明治8年の村名。宇山とも書く(正保郷帳・豊後国志)。豊後国海部(あまべ)郡佐伯(さいき)荘のうち。慶長6年から佐伯藩領。番匠(ばんじよう)川支流堅田(かたた)川下流域左岸に位置する。村名は堅田川に川鵜が群棲していたことによる。堅田村に所属。村位は中(位付)。村高は「正保郷帳」45石余,文化2年360石余・免2ツ9分5厘(多田文書),「天保郷帳」では堅田村3,049石余のうち,「旧高旧領」370石余。文化7年の家数43・人数171(温故知新録)。中世の山城の宇山城がある(豊後国志)。「御領分中寺社記」には天満社が見える。明治4年大分県に所属。同8年塩月(しおつき)・柏江(かしわえ)・津志河内(つしがわち)・江頭(えがしら)の4か村と合併して長良(ながら)村となる。現在の佐伯市大字長良のうち。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7229087