岡本村
【おかもとむら】

(近代)明治22年~昭和17年の直入郡の自治体名。三宅村・挾田(はさだ)村・中村・枝村が合併して成立。大字は旧村名を継承し4大字を編成。役場は三宅(みやけ)に設置。北に三宅山,南に法師山があり,これに続く尾根と谷など起伏に富む地形の農村。村名は岡城の根本に位置することにちなむ。大正10年岡本明治耕地整理組合ができ,尾根部分の高所に棚田が造成された。吉祥寺はもと寿量院と称し修験道の寺であったが,明治31年天台宗となり寺号を改めた。南西部の法師山は明治10年西南戦争の際に竹田町の薩摩軍を攻撃する警視隊が最初に占領し拠点とした所である。明治24年の戸数403・人口1,960,世帯・人口は大正9年362・1,725。昭和17年竹田町に合併。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7229390 |





