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南海部郡
【みなみあまべぐん】


(近代)明治11年海部郡が南・北に分離して成立。82か村が構成され,郡役所は佐伯村に置かれた。同年の戸数1万3,942,人口7万4,750,反別5,308町4反余・地価149万5,410円余・地租3万7,391円余(大分県町村沿革史)。同13年の佐伯村の戸数1,206・人口5,744。同22年市制町村制の施行により,当郡は東上浦村・西上浦村・八幡村・大入島村・佐伯町・鶴岡村・明治村・上野(かみの)村・中野村・因尾村・川原木村・直見村・切畑村・上堅田(かみかたた)村・下堅田村・青山村・木立(きたち)村・西中浦村・東中浦村・米水津(よのうづ)村・上入津(かみにうづ)村・下入津村・蒲江(かまえ)村・名護屋(なごや)村の1町23村で構成されることになった。この後,各町村の分離・合併が進行したが,昭和16年4月佐伯市が成立して当郡より分離,同30年3月には下堅田村・木立村・青山村がこれに編入して郡域から離れた。また同25年1月大野郡の小野市(おのいち)村,重岡村の2村(現宇目町)が当郡に編入された。同32年7月本匠村の片内(かたうち)が境界変更により大野郡に所属した。現在当郡内に所在する町村は,上浦町・鶴見町・蒲江町・弥生町・宇目町・本匠村・直川村・米水津村の5町3村である。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7233544