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井俣
【いまた】


旧国名:日向

延享以前は今村と称した(大崎名勝志・日向地誌)。田原川の下流域に位置し,両岸の低地と台地面に集落がある。井俣は仮宿村妻万神社縁起に見える井門田の里で,同縁起は,彦火火出見尊が足で土を掘ると,水が湧き出し,その流れの末に稲の種子が生まれた,これが農業の起こりであると伝えている(大崎町史)。付近には平原が広がり,とくに北西部の岡別府(おかびゆう)村にかけてを五色糸原,南東部の益丸村にかけてを千間堀原と呼んだ(三国名勝図会)。田原川右岸の川に突出した台地に金丸城址がある。救仁郷の根拠は蓬原城にあって救仁郷氏が居城したが,西方の備えとしてこの城を置いたもので,蓬原本城の北方200mの所にあった蓬原金丸城と同名で,いずれも救仁郷氏の属城となっていた。なお,文明5年6月日付の田代清定申状には島津久豊よりの給分として「求仁之郷之内永吉名二町,まへの迫ノ門一町七反,岡之別符ノ門四反,たかへノ門五反,かねまるうき免ハ恵候」とある(田代家文書写/県史料拾遺)。
井俣村(近世)】 江戸期~明治22年の村名。
井俣(近代)】 明治22年~現在の大字名。




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「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7236647