100辞書・辞典一括検索

JLogos

35

嘉数
【かかず】


旧国名:琉球

方言ではカカジという。沖縄本島中部の西海岸,東シナ海に注ぐ牧港川と宇地泊川に挟まれた琉球石灰岩段丘上に位置する。「おもろさうし」には「かかす」と見える。嘉数内原遺跡と嘉数前原遺跡があり,海産貝殻とともに奄美系とされる土器片が出土した。集落背後北側の嘉数ウチグスク遺跡と嘉数遺跡・嘉数トゥンヤマ遺跡からは貝類のほかに舶来磁器片や須恵器片が出土し,グスク時代の遺跡とされている。地内の小禄墓は県文化財で,墓内石棺に弘治7年(1494)6月の年紀で「おろく大やくもい」とある。石質は中国渡来の輝緑岩と見られる。おろく大やくもいは尚真王代(1477~1526)の高官と考えられている(県文化財調査報告書69)。
嘉数村(近世)】 王府時代~明治41年の村名。
嘉数(近代)】 明治41年~現在の字名。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典」
JLogosID : 7240176