たまくすく
【たまくすく】

「おもろさうし」に見える地名。玉城(たまぐすく)村一帯に当たる。「おもろさうし」巻18は「しま中おもろ御さうし」の表題をもつが,そのほとんどが玉城関係のオモロである。「ひやくな(百名)」「わな(和名)」「やかふ(屋嘉部)」「いとかす(糸数)」などを謡ったものが見えているが,「たまくすく(玉城)」が最も多い。玉城は,「雲子玉城(美しい玉城)」「聞ゑ玉城(名高い玉城)」「国の根(国の中心)」などと形容されている。なお,巻18の冒頭の7首は現在の大里村関係のオモロであるが,その中に古くは玉城間切に属した「ゑなふく(稲福)」や「大ぐすく(大城)」のオモロが含まれている。表題の「しま中」は,オモロ時代には古い大里・玉城両間切一帯をまとめて呼称したもの。巻18-17,No.1265には次のように謡われている。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典」 JLogosID : 7240986 |





