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岩屋(近代)


 明治22年~現在の東通村の大字名。明治24年の戸数34・人口293,廏27,学校1,船95(徴発物件一覧)。純漁村であったが,地内の長蔵山は全山石灰岩よりなり,その石灰石は石灰用・溶鉱用として採掘された。第2次大戦後石灰石鉱区が再び注目され,鉱業会社が採掘に乗り出し従業員も相当数当地に入った。住民も労働力を提供し生業の様相も大きく変化するに至った。かつての支村であった袰部地区は,岩屋の南端部にあたる。産業は,半農半漁村であり農業は漁業の余暇に行われた。海辺に袰部納屋があり明治初年より漁稼ぎが多くみられた。昭和26年頃から漁業の極端な不振によって,出稼ぎなどの他地域への転出が目立つようになる。同32年頃から砂鉄ブームにより鉱業所が東通村に建設されたので,収入もその割合が大きく,農業に対する意欲は衰退している。岩屋小学校に明治41年袰部分教場設置,昭和22年北部中学校併設,同26年同中学校は岩屋中学校と改称。同28年袰部分校昇格独立,袰部小学校となる。同年岩屋中学校袰部分校併設,同30年昇格し袰部中学校となる。世帯数・人口は,昭和25年98・642(岩屋65・444,袰部33・198),同45年174・736(岩屋119・513,袰部55・223),同50年140・583(岩屋94・407,袰部46・176),同55年191・640(岩屋145・464,袰部46・176)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7250263