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伊手村(近代)


 明治22年~昭和30年の江刺郡の自治体名。大字は編成せず。村役場を字荒谷に設置。江刺郡役所から約3里10町。明治23年の戸数465・人口2,836。交通はほとんど徒歩で,運送はすべて駄馬を利用。岩谷堂~伊手間の乗合バスは昭和2年開通。同26年村井安之助の日本製鉄が銑鉄年間2,900tを産し,昭和20年創業の藤田鉱業は同37年1日の選鉱が1,000tに及んだ。同29年伊手集落22戸33世帯を焼く大火があり,同年自動車ポンプをはじめて導入する。同29年世帯数750・人口5,039,馬501・牛158,耕地面積550町余,うち田272町余・畑277町余(県統計年鑑)。同30年江刺町伊手となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7252955