寺田(近代)

明治22年~現在の大字名。はじめ寺田村,昭和31年西根村,同36年からは西根町の大字。明治22年の面積255町余,戸数126・人口723(県町村合併誌)。寺田村役場が前田に設置され,昭和31年西根村役場支所となった。旧鹿角街道のうち新田より北はほとんど利用されず,一方井村(岩手町)方面に分岐した道が県道となり,昭和34年主要地方道岩手平館線となった。寺田尋常小学校は大正7年に高等科を併置し,昭和22年寺田小学校校舎に寺田中学校が併設された。昭和30年の集落別世帯数は新田46・野口32・伊ケ沢37・上寺田52・中寺田53・下寺田30。人口は男750・女760で,農業1,309・商業58・公務自由業96。商店は万屋6・呉服屋3・旅館1・食堂1・せんべい屋1(寺田地区基本調査)。同36年寺田中学校は学校統合によって廃校となり,西根第一中学校の学区となる。同57年広域農道の建設に伴い,上斗内遺跡が調査された。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7254263 |





