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雄勝町(近代)


 昭和16年~現在の桃生郡の自治体名。十五浜村が改称して成立。面積48.29m[sup]2[/sup]。大字に名振・船越・大須・熊沢・桑浜・立浜・大浜・小島・明神・雄勝・水浜・分浜がある。昭和20年の世帯数1,604・人口9,794。同22年町全域が県立自然公園(牡鹿半島)に指定された。同26年雄勝港が地方港湾・避難港および第2種漁港に指定。同28年国民健康保険直営診療所が開設され,のちに町立国民健康保険病院となった。同33年大須僻地出張診療所ができる。同35年のチリ地震津波では波高最高4.4m。死者はなかったが被害が予想外に大きく,防潮堤のかさ上げ工事を開始。同38年県道女川雄勝線が開通し「リアスブルーライン」と呼称。海岸線に沿ってバスが走り,牡鹿郡女川町・石巻市との連絡が便利になった。同40年大浜峠越えの道路が竣工,町の南北間の車両通行が自由になった。同年の世帯数1,995,男5,196・女5,052。就業者4,251のうち57%が漁業・水産養殖業に従事していた。製造業10.7%,卸小売業7.3%と続く。同48年の漁船785隻,うち無動力船111・船外機付401・12t未満動力船255。大型漁船は100t級8,200~500tが7だった。同49年の漁業生産高は1万3,037tでカツオ一本釣りが1万609tと1位を占める。養殖ノリ・ワカメの採草が691tでこれに次ぎ,定置網654t。マグロ延縄【はえなわ】漁は不振で426t,前年の半分を割った。同49年雄勝電報電話局が開局しダイヤル即時通話が実現。同50年の人口8,596・世帯数1,994。人口は同30年のピークに比べ76.7%。過疎化は10~30代の流出に見られ,女子に顕著である。同50年の民間事業所数402(従業員数1,275人)・卸小売業183(431人)・サービス業76(203人)・製造業79(415人)・その他となっている(国勢調査・雄勝町史・町勢要覧)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7255697