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山内村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。出羽国由利【ゆり】郡のうち。慶長7年~元和8年最上氏領(楯岡豊前守代官支配),同8年本多正純領,同9年から本荘藩領。「正保国絵図」に山内村当高69石余とあるのが初見。元禄11年「村高帳」では69石余,「元禄7郡絵図」では39石余。宝暦11年・享保2年の「切支丹宗門改め」や天保6年「石沢郷百姓水呑名取帳」,安政6年「石沢郷川御役帳」にも当村の名が見える。当村字三津方森(三ツ方森)は,矢島・亀田・本荘3藩の境界に接している枢要の地であり,本荘藩はその境界見廻役として猪股与左衛門に苗字帯刀を許し,当村に居住させた(石沢郷土誌)。松倉山林・白石林などの藩の直山があった(郡村誌)。村鎮守の熊野神社は寛延2年紀州熊野山より勧請して産土神としたという(出羽国風土記・羽陰温故誌)。他に享保16年勧請という八幡神社(字中の台)がある(石沢郷土誌)。明治9年の戸数27(うち社2)・人数150(うち男79・女71)・馬55頭・舟6艘(漁船)とある。農業25戸のうち,漁業兼業8戸・採薪焼炭兼業17戸ともある。物産として馬(出高12頭)・炭(出高8,750貫目)を本荘町に販売(郡村誌)。明治22年由利郡石沢村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7261341