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本小漆川村(近世)


江戸期~明治7年の村名村山地方,月布川の北岸および支流市の沢川(小漆川)の右岸に位置する村山郡のうちはじめ最上氏領,元和8年左沢【あてらざわ】藩領,寛永8年幕府領庄内藩預り地,同9年庄内藩領,慶安2年からは松山藩領(左沢陣屋支配)本郷に属す村高は,「天保郷帳」106石余,村山石高帳では天保13年57石余慶安2年の左沢山里苅田畠寄帳によれば,村高57石余(うち田54石余・畑2石余),青苧【あおそ】代米1斗余寺院は曹洞宗巨海院同寺はもと柴橋村(現寒河江【さがえ】市大字柴橋)にあったが,左沢元時が築いた左沢城,左沢藩主酒井直次が小漆川(現大江町大字左沢)に築いた新城の城中にそれぞれ移転した後,寛永4年当地に移された寺内には直次の墓があり,山門は左沢城の大手門を移建したものという明治7年新小漆川村と合併して小漆川村となる




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7265034