角川地名大辞典(旧地名) 福島県 福島市 32 水原(中世) 戦国期から見える地名。信夫【しのぶ】荘のうち。天文段銭古帳に「しのふ大仏かた」のうちとして「一,十五〆七百五十文 ミつハら」と見え,15貫750文の段銭がかけられていることがわかる(伊達家文書/県史7)。また天正5年閏7月15日の伊達実元書状には「八丁目水原両地ニ,人数籠置候間」とあり,中島伊勢守の叛逆にそなえて当地に兵を備えていることがわかる(同前)。 KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」JLogosID : 7270354