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篠塚藩(近世)


江戸期の藩名邑楽【おうら】郡篠塚に居所を構えた譜代小藩陸奥国桑折【こおり】2万石の奏者番松平忠恒は,延享4年高のうち同国伊達郡内半田村の銀山および周辺1万2,250石を邑楽・吾妻【あがつま】・利根・碓氷【うすい】・緑野【みとの】の5郡と伊豆国田方郡の2か国6郡内へ領知替えされ,邑楽郡篠塚へ居所を移し,当藩が成立したという忠恒は同年寺社奉行を兼任し,翌寛延元年には伊達郡内3,650石が碓氷・群馬の2郡内へ領知替えされ,それに伴い碓氷郡上里見に居所を移し,当藩は廃藩になったというしかし松平氏は定府大名であり,またわずかな期間で移封したことでもあり,篠塚に居所を構えたことには疑問の余地がある




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7282937