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猫(近代)


 明治22年~昭和32年の大字名。はじめ敷島村,昭和31年からは赤城村の大字。明治24年の戸数82,人口は男228・女234,水車場5。同31年字持久保の都丸福次郎が蚕種の製造をはじめた。春蚕種又昔,秋蚕種千代鶴は近村に好評を博し,翌32年には春蚕種平付200枚,同椎製(2,000蛾)50枚を製造販売した。昭和16年頃,戦争が熾烈になり廃業した。明治42年頃農村改善運動が盛んになり,猫勤倹貯蓄奨励会が設立され,植林・桑栽培の共同作業を行い,その益金を積み立て改善事業の基金とした。大正13年この頃北橘村に建設される発電所のための送水隧道の掘削,国鉄上越南線渋川~沼田間の鉄道工事のため人夫が飯場に宿泊した。そのため,現敷島駅付近に飲食店が開業し活況を呈した。同年敷島駅が開設されると,食料品店・雑貨店・日用品店が開業し,猫町と呼称されるようなにぎわいになった。この頃横野銀行敷島出張所も駅前に開店した。昭和26年横野銀行が大同銀行に吸収合併されるとともに大同銀行敷島支店となった。昭和22年群馬県中央部を襲ったカスリーン台風により倒壊家屋10戸・死者3人の大被害を受けた。同32年敷島と改称。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7284098