簗瀬(近代)

明治22年~現在の大字名。はじめ原市町,昭和30年安中町,同33年からは安中市の大字。明治24年の戸数59,人口は男165・女157,水車場3。農業の中心は養蚕で,組合製糸碓氷社設立とともに当地で碓氷社加盟組合の盛立組が操業を開始した。昭和2年の釜数70,男工3・女工75,原料繭1万1,000貫,生産高1,320貫の製糸工場となり,昭和11年頃まで続いた(安中市誌)。ベントナイトの鉱床があり,同16年森田鉱業所が試掘,のち共立ベントナイトが坑内掘を行っていたが,同50年頃廃坑となった。昭和42年一部が原市1~4丁目となる。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7284912 |





