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相原村(近代)


 明治22年~昭和16年の高座郡の自治体名。相原村・小山村・清兵衛新田・橋本村の4か村,および下九沢村飛地が合併して成立。下九沢村を除く旧村名を継承した4大字を編成。村役場を橋本に設置。明治24年の戸数552,男1,378人・女1,440人。同26年相原に益進社が設立され,蚕糸改良座繰製糸および付属品の売買を営業としたが,当時現市域で織物が行われていたのは当村のみであった。また明治45年高座郡全体の織物業者は8戸にすぎなかったが,このうち6戸は当村で占めている。これは村の立地条件が八王子に最も近く,八王子機業圏に含まれていたためであろう。明治35年相原小学校が開校,同36年旭小学校と改称。大正12年県立農蚕学校(現相原高校)を設立した。昭和12年地内の一部が陸軍造兵廠(現米軍相模補給廠)敷地となった。世帯数・人口は,大正9年719・3,933,昭和10年877・4,852。同16年相模原町の一部となり,村制時の4大字は同町の大字に継承。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7302040