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岡村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。加賀国江沼郡のうち。大聖寺藩領。村高は元禄14年「大聖寺領高辻帳」136石余,うち新田1石余。「江沼志稿」によれば村高96石余,免は95石余が4ツ6歩,新田9斗余が1ツ2歩,山役32匁4分・茶役9分,家数7・人口30(うち高持26),鍬数14。明治4年の調査では本高94石余・新高1石5斗余。灌漑は鹿ケ鼻【ししがばな】用水で28石余,堤で53石余,残りは清水による。耕地が増加しなかった理由は,藩の鉄砲場が置かれたり,敷地神主領が34石あったためである。明治4年の百姓8戸(岡村巨細帳),当村に玉井市正建立の曹洞宗宗英寺があり,藩祖前田利治の葬儀を行い,その灰塚は方2間の石垣をめぐらしている(秘要雑集・江沼郡誌)。なお当村岡田氏邸内の前田家墳墓の下は一大空洞である。同家は当村辰川家とともに,菅生石部神社の神事「ごんがん」の神火を受け持つ。明治5年石川県に所属。同22年福田村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7323772