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中村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。加賀国能美【のみ】郡のうち。加賀藩領。寛文10年村御印の村高898石,免5ツ4歩,山役494匁・川役94匁。枝村には森があった。鎮守は式内社といわれる滓上社,八幡社・白山社がある。江戸期の真宗大谷派の道場が,明治12年寺号を得て道林寺と称した。明治5年石川県に所属。「皇図地誌」によれば,田33町余・畑26町余・山林132町余,戸数85・人口423,馬3。物産は米・麦・養蚕が中心,蕎麦9石余・実綿1,510斤・葉煙草200斤・菜種20石余・枚木1万8,000貫・杪1万貫・生糸76斤を小松町へ出荷。明治6年民家を借用して中村小学校を設置。同9年の生徒は男子56人。同17年新校舎に移り和寧小学校と称した。通学区域は,中・桂谷【かつらたに】・岩淵・軽海・荒木田の5村に及んだ。明治20年尋常科中村小学校と改称。同22年,中海【なかうみ】村の大字となる(小松市史・能美郡史)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7326580