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南郷村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。江沼郡のうち。大聖寺藩領。村高は元禄14年「大聖寺領高辻帳」1,128石余,「江沼志稿」によれば村高1,155石余,免は1,146石余が4ツ6歩,新田4石余が1ツ2歩,松山高3石余が6歩,山役77匁8分・茶役11匁5分,家数87・人口278(うち高持232),鍬数94,馬10,大聖寺藩邸よりの行程4町。鎮守の八幡神社は応神天皇と,慶長5年の大聖寺城攻撃中に戦死した岡島市正を祀る。その後方の南郷城址は黒瀬覚道の砦という。真宗大谷派浄泉寺ははじめ高田派に属したが蓮如に帰依して改宗した。明治14年現在地に再建された。明治5年石川県に所属。同12年の戸数97・人口479,寺院1・学校1,物産は米・稗(共武政表)。同22年南郷村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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