100辞書・辞典一括検索

JLogos

14

黒原村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。越前国大野郡のうち。はじめ福井藩領,寛永元年勝山藩領,正保元年幕府領福井藩預り地,貞享3年幕府領直轄地,元禄4年からは再び勝山藩領。村高は,「正保郷帳」では田方360石余・畑方25石余の計385石余,「元禄郷帳」「天保郷帳」387石余,「旧高旧領」は394石余。文政5年の御領分惣百姓水呑家数人数并牛馬改帳(比良野家文書)によれば,家数26(百姓23・水呑3)・人数124(男62・女62),馬10。明治4年勝山県,以降福井県,足羽【あすわ】県,敦賀県,石川県を経て,同14年福井県に所属。「足羽県地理誌」によれば,戸数29・人口178(男93・女85),馬15,田畑25町5反余,物産は煙草・繭・綛・桑・菜種。明治9年丸山神社が村社に列格。当村は明治6年郡村に創設された村岡校の校区であった。同22年村岡【むろこ】村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7330957