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高森藩(近世)


江戸期の藩名家門小藩元禄10年紀州徳川光貞の次男松平頼職が丹生郡内に3万石余を与えられて成立高森に陣屋(高森役所)を置いた宇須尾・末野大谷・中山・勾当原・糠石・黒川・高佐・道口・厨・茂原・下河原・熊谷・小曽原・八田新保・八田・北山・上野・野・寺・蝉口・開発・乙坂・気比庄・持明寺・小泉・下大倉・吉田・田・平井・当田・有定・熊田・鳥井・下司・上氏家・下氏家・二町掛・冬島・和田・下野田・上野田・余田・本保・片屋・上太田・高森・上四目・下四目・下大虫・三俣・上大虫・横根・丹生郷・山干飯杉本・都部・中野・千合谷・居倉北山・平等・樫津・市・真木・四杉村の各村支配機構などは不明であるが,元禄13年立木の調査を行い,同16年村々から「大指出帳」を徴したことが知られる(加藤家文書)宝永2年頼職の紀伊和歌山藩相続により,1万石が弟頼方(葛野藩主,のち徳川吉宗)へ与えられ,残り2万石が遠江浜松藩主松平(本庄)資俊の子宗長へ新封として与えられた宗長の後は弟宗胡が継いだが,正徳元年に没し,無嗣として廃藩となった




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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