林村(近世)

江戸期~明治22年の村名。越前国吉田郡のうち。福井藩領。「正保郷帳」では藤島村と合わせて「藤島林村」と記され,その村高は田方1,223石余・畑方303石余の合計1,526石余。「元禄郷帳」では林村・藤島村・藤島村枝郷・鍛冶町村に分かれており,林村の村高は832石余,「天保郷帳」「旧高旧領」ともに同高。なお現在でも林と藤島の地籍は交錯し,境界も不分明である。枝村には西林がある(名蹟考)。用水は,福井城下へ飲料水を供給した芝原用水から引いた外輪用水を利用した。神社は白山神社・大神宮神社。寺院は真宗大谷派偏超寺。明治4年福井県,以降足羽【あすわ】県,敦賀県,石川県を経て,同14年福井県に所属。「足羽県地理誌」によれば,戸数38・人口183(男89・女94),馬2,田35町7反余・畑4町1反余,物産は菜種・苧綛。同22年東藤島村の大字となる。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7333520 |





