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松本地方(近世)


 江戸期~明治22年の村名。越前国足羽【あすわ】郡のうち。福井藩領。蔵入地。慶長国絵図に見える北庄松本村1,831石余が松本町と福居庄町外に分かれ,「正保郷帳」では,松本町は石高1,620石余うち田方832石余・畑方787石余とある。「元禄郷帳」「天保郷帳」いずれも石高は同じで松本町と表記される。「旧高旧領」で松本地方と見え,石高835石余となるが,これは福井城下松本町組の町方門前を含む13か町・武家屋敷などの免租地分783石余を差し引いた有租地の石高である。松本地方にも町場が形成され,表御堂町・油町後・御駕町・志比口の地方町4町に分かれるが(正徳町絵図調),「文化辻子帳」では,表御堂町が西御堂町に,油町後が油後町に,御駕町が中島御駕町に,それぞれ改まっている。明治7年町名改正により,市街地化した松本地方の一部は,福井88か町のうちの尾上上町・尾上中町・松ケ枝下町・簸川下町・清川上町などの新町に再構成される。残る大部分は明治4年福井県,以降足羽県,敦賀県,石川県を経て,同14年福井県に所属。同22年円山西村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7334170