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大日向村(近代)


 明治22年~昭和31年の南佐久郡の自治体名。大字は編成せず。明治24年の戸数256,人口は男643・女619,厩119・学校2・水車場10。鉱産資源が豊かで,同26年には古谷【こや】で石灰を製造し,佐久地方一円に出荷。同40年には溶鉱炉を備えた鉄山も操業しており,金・銀・銅・鉛などの鉱区もあった。同44年林産物販売の与志本ができ,四方原牧場もあった。大正10年大日向電灯が22kwの電気を村内に供給。明治・大正期には群馬県との物産交易が行われ,産業も林産・鉱産・養蚕を中心とした。昭和12年全国初の満州への分村が行われ,187戸・766人が移民し,馬返集落は無住になるほどであった。第2次大戦後満州からの帰国者は,軽井沢町浅間山麓の追分原に再入植,開拓集落大日向をつくった。戦中も鉄・クローム・石灰などが採掘され,原鉱で輸送された。戦後は自動車エンジン鋳型用の珪砂が一時期多量に移出された。世帯数・人口は,大正9年380・1,850,昭和10年408・2,131,同25年378・1,960。同31年佐久町の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7338413