100辞書・辞典一括検索

JLogos

34

高松(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ川越村,昭和36年からは川越町の大字。明治22年の戸数125・人口606,田58町余・畑15町余・雑種地29町余(町村分合取調書)。世帯数・人口は,昭和27年229・1,236,同45年375・1,533。明治以来農業中心で,わずかに朝明川の良質な水を利用して川岸で水飴と酒造りが行われていた。大正13年耕地整理が計画され昭和16年に完成,米麦の生産高が伸びる。昭和22年地内東部の海岸近くに集落が形成され,行政上上吉地区として扱われる。同34年伊勢湾台風の高潮と烈風で大被害をうける。死者12,流失家屋2・全壊家屋35・半壊家屋209。同35年以降工業の発展に伴い町内の人口が急増し,川越小学校の校舎が不足して同45年乾に川越南小学校を新設する。昭和7年国道1号が開通,同38年名四国道(現国道23号)がそれぞれ地内を通り両国道を結ぶ町道ができる。同40年以降両国道沿いに工場・病院・喫茶店などが開業,同52年には国道1号沿いの大工場跡に1,500台の駐車場を備えた大手スーパーが進出し,にぎわいをみせている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7365742