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鍛冶屋町①(近世)


江戸期~明治12年の町名江戸期は洲本城下の1町町人地明治初年洲本を冠称城下中央部町名の由来は,淡路鍛冶の棟梁山本家など鍛冶職人が多く居住したことによると思われる「味地草」の洲本府の条に所載の図によれば,下壕の西,五丁目の北に並行な東西の通りで,長さは北側36間半・南側37間半,道幅1間半山本家初代孫一郎は天正年間の大坂城築城の際の功績により,領主仙石秀久から諸役免除の特権が与えられ,のち阿波国徳島藩主蜂須賀氏によって淡路国鍛冶棟梁として承応2年1人扶持が給された同家は以後代々その地位を世襲し,5代実兵衛は大坂の津田近江守助直に入門して刀鍛冶となり,大和守助政を名乗った明治12年洲本幸町の一部となる




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7389420