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滝村(近世)


 江戸期~明治22年の村名。但馬国城崎【きのさき】郡のうち。はじめ豊岡藩領,承応3年幕府領,寛文8年豊岡藩領,享保12年からは幕府領。村高は,「但馬国知高帳」195石余,「国高一紙」188石,「天保郷帳」190石余。享保20年庄屋善次郎は城崎郡50か村総代として定免制などの撤廃を求め江戸で大坂町奉行稲垣淡路守に駕籠訴,投獄されたが4年後の元文3年赦免(墓碑銘では元文2年没)されたという。天明8年の家数16・人数90,牛8。寛政6年の定免高137石余(10か年定免),年貢米142石余,小物成は米1石8斗余・銀75匁。鎮守は滝大明神(現滝神社)。寺院は享保6年創建の曹洞宗大林山弥勒寺。明治22年五荘村の大字となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7392849