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東下(近代)


 明治22年~現在の大字名。昭和22年からは山田町を冠称。はじめ山田村,昭和22年神戸市兵庫区,同48年からは同市北区の大字。明治24年の戸数107,人口は男270・女275,寺院2。同40年頃西田広一が宇治川(現神戸市中央区)の花問屋から菊苗を持ち帰って庭に植えたのが山田の菊づくりのはじめという。それを東田岩次郎が農作物として栽培し,一般に広がったのは大正7年の米騒動のあとぐらいで,同10年東下で栽培者20名以上・作付け面積2町近く。昭和51年47戸,約700aの菊の栽培が行われており,山田町の菊づくりの中心となっている。「山田村郷土誌」によれば大正8年の戸数116・人口750。昭和22年の世帯数200・人口1,019。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7395359