100辞書・辞典一括検索

JLogos

37

有富(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ福富村,大正6年東郷村,昭和28年からは鳥取市の大字。明治24年の戸数38・人口164(徴発物件一覧)。明治23年中村・高路【こうろ】の簡易小学校を合併して福富簡易小学校と称し,有富内荒神谷の角田家を代用して開校したが,翌24年校舎を新築した。同25年福富尋常小学校と改称,同42年福富尋常高等小学校となった(東郷郷土誌・東郷小学校百年誌)。同43年の就学率は94.5%であった(同前)。明治36年,荒神谷地区の奥田民蔵は県内に率先し,地区有志と相計り,福富村を一円とする信用組合を荒神谷に創設した。同組合は,以後信用販売組合,さらに信用購買組合と改め,昭和3年東郷信用組合を吸収合併した。その後事務所は,今在家の役場に隣接して置かれ,同19年に東郷村農業会と改めた(東郷郷土誌)。第2次大戦後,産業基盤整備事業が進められた。同33年,有富・中にまたがる関係反別23haの大森用水路を改修するため,土地改良区を設立した。以前は夏になると下流部では水不足のため水争論も起きる状態であったが,同38年延長800m,三面コンクリートの用水路が完成し,水番も不要となった(東郷郷土誌)。農道改修事業も通称中道の拡幅・舗装工事が同41年から同44年度にかけてなされた。世帯数・人口は,昭和30年32・195,同40年28・153,同50年25・99。昭和46年の農業専従者は26人で兼業農家が多い(同前)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7407240