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佐陀(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ佐陀村,明治22年12月大和村,昭和30年からは淀江町の大字。明治24年の戸数108・人口515,水車2,船2(徴発物件一覧)。明治以降も当地域は佐陀川の洪水にたびたび苦しみ,明治19年堤防決壊数か所,同26年の堤防決壊200間・被害反別108町余・荒地反別85町余・道路破損360間・潰家屋19の被害を受けた。大正3年山陰電気会社より送電を受け大和村内はじめての電灯70余が点灯した。昭和30年までは大和村役場の所在地であった。同47年マイクロモーター工場創設,同50年桜台団地完成,同51年佐陀浜住宅団地造成開始と,近年特に工場進出・住宅地造成が進んだ。畑作は明治期~大正期は綿作からクワへ,第2次大戦後はクワから葉タバコへと推移した。ニンジン・マメ・ネギなどの蔬菜も栽培している。世帯数・人口は,昭和49年164・755,同55年329・1,278。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7408463