馬渡村(近世)

江戸期~明治22年の村名。明治19年からは大根島を冠称。出雲国意宇【いう】郡のうち。江戸期は松江藩領。大根島八か村の1つ。検地は寛永8年・元禄3年で,堀尾氏時代の寛永8年には本村と亀尻【かめしり】村の2か村を一括して記載している。宝暦13年の戸数34・人口163,明和8年の戸数34・人口162。元禄13年の耕地91町。宝暦13年の船は8艘,明和8年16艘。宝暦3年に地内に定御番所が設けられたが,明和6年に江島【えしま】に移された。明治4年島根県に所属。同5年の戸数65・人口373,職業は農業45・雑業13・商業4・工業1。明治10年の荷船5艘・漁船87艘,田13町余・畑145町余。同22年の戸数78・人口419。同年意宇郡二子【ふたご】村の大字となる。

![]() | KADOKAWA 「角川日本地名大辞典(旧地名編)」 JLogosID : 7413893 |