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重清(近代)


 昭和32年~現在の美馬町の大字名。世帯数・人口は,昭和45年1,058・4,471(男2,157・女2,314),同55年1,164・4,585(男2,245・女2,340)。人口の減少は高度経済成長期の過疎を示しているが,近年Uターン現象で徐々に増加しつつある。これまで青石渡し・小野渡し・中鳥渡しなど渡船にたよっていた対岸への連絡は昭和31年には吉野川に青石潜水橋が完成し,対岸の半田町と結ばれて便利になった。また同33年には永久橋美馬橋が対岸の半田・貞光両町に架かり,洪水時に対岸を走る国鉄徳島本線の列車にも乗ることができない不便が解消した。さらに同57年には青石潜水橋は永久橋の青石橋に架け替えられ,対岸の町村との交通の便がよくなった。農業が中心であるが平均65.5aという小規模経営で,専業農家は大幅に減少しており兼業農家が8割を占める。米・ビール麦の栽培,山分の煙草栽培,平地の養蚕のほかに,県下一を誇るブロイラー養鶏があり,昭和55年には269万6,300羽を飼育した。昭和40年代にはじまった柑橘のハッサクも県下一の作付面積を誇る。地域内にはブロイラー処理の2工場と縫製業程度の就業機会しかなく土工を中心とした雑業に従事する住民が多い。道路整備の進展とともに香川県の経済圏に入る可能性もある。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7427779