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田野(近代)


 明治22年~昭和32年の大字名。はじめ小松島村,明治40年小松島町,昭和26年からは小松島市の大字。明治24年の戸数355・人口1,618(男849・女769),厩138,寺1,学校1,水車場1,船11(徴発物件一覧表)。同25年,現在の芝田小学校の前身芝田尋常小学校が設置された(小松島市史旧小松島町の巻)。近代に入っても,土佐街道沿いに集落が形成され,商業が発達した。産業の主体は稲作を中心とした水田農業であるが,昭和初期山林を開墾して温州ミカンや筍の生産に力を入れ,小脇利作はその先覚者として現在のミカン栽培の基礎を築いた。肥料および穀物用の莚・叺などの藁加工品の生産は大正期から行われ,農間期の副業として発達した。これは小松島全域に普及して,農家の現金収入となったが第2次大戦後はビニール製の袋に押されて急速に生産が衰えていった。肉用牛の飼育は戦後次第に盛んとなった。昭和32年田野町となる。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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