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犬の目ケ里(近世)


江戸期の村名神埼【かんざき】郡のうち南流する城原【じようばる】川左岸の平坦部に位置し,川沿いに仁比山道が通じる佐賀本藩領土師郷に属す給人・地米高は「大小配分石高帳」では原次郎兵衛63石余・鍋島新介22石余・大石十郎助19石余で,ほか5名の知行地天保期の戸数19(御祓配帳)「宝暦郷村帳」「天明郷村帳」には小村として西溝【にしみぞ】村がある神社に貴船明神があり宮司は善勝坊(天台宗由緒)西溝には箱川村妙雲寺末の曹洞宗能満寺・自在寺があったが,のち廃寺となる「明治7年取調帳」「郷村区別帳」ともに田道刈の枝村として見える「明治11年戸口帳」には鶴村のうちに「犬ノ目ケ里」と見え,戸数26・人口97




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7444429