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下板(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ城田村,昭和30年千代田村,同40年からは千代田町の大字。昭和3年近世以来の踏車による揚水が,32町の面積を対象に事業費1万2,787円を投じて電力揚水となった(千代田町誌)。同28年曹洞宗真福寺が浄土真宗本願寺派にかわる。明治30年江戸末期より一時途絶えた高志狂言が,佐賀百六銀行支配人の神代直宝の勧めにより,松原神社(現佐賀市)の能舞台に復活した。昭和期に入り,戦後再び危機を迎えたが,昭和30年の調査によって鷺流狂言であることが実証され,同46年県重要無形民俗文化財として指定を受け,翌年文化庁より選択無形文化財に指定された。世帯数・人口は昭和30年180世帯・983人,同47年176世帯・820人。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7445472