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葦北郡


明治12年郡区町村編制法により成立。同年佐敷村に郡役所を設置。同22年の市制町村制施行に伴い津奈木・吉尾・佐敷・大野・湯浦・田浦・日奈久・二見・久木野・水俣・百済木の11か村が発足した。同35年日奈久村,翌36年佐敷村,大正元年水俣村に町制施行。昭和24年水俣町に市制施行。同26年湯浦村に町制施行。同30年佐敷町と吉尾村・大野村が合併し葦北町となる。同32年日奈久町と二見村が八代市に合併。同33年田浦村に町制施行。同36年百済木村が坂本村となる。同38年津奈木村に町制施行。同45年湯浦町が芦北町に合併。郡の今世紀最大の事件ともいうべき水俣病は,昭和30年頃から患者の増加が目立ってきた。その原因をめぐり会社と漁民が争い,同34年不知火海区漁民総決起大会において団交が決裂,漁民が工場へなだれ込むなど,争いは頂点に達した。その後同37年第2次,同48年第3次水俣病が表面化し,水俣市周辺沿岸住民を震撼させた。同62年認定申請者ら115人が損害賠償を求めた水俣病第三次訴訟において,熊本地裁民事第二部は,チッソに加え,国と県にも責任があるとの判決をいい渡した。同年現在,当郡は芦北町・田浦町・津奈木町の3町からなる。




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「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7449802