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荒尾(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ荒尾村,大正8年荒尾町,昭和17年からは荒尾市の大字。明治24年の戸数316,人口は男815・女878。中心部は現在本村と称されている。地内の県道荒尾緑ケ丘線(現県道大牟田荒尾線)沿いに昭和21年荒尾市民病院が完成したほか,同22年荒尾第一中学校開校,同23年県立荒尾高校開校,同47年の市民運動公園の完成など,公共施設が続々と造られた。石炭産業の盛況に伴い緑ケ丘炭鉱住宅が出現したが,のちのエネルギー革命に伴い,街の体質はそれまでの「小規模,多数の住宅群」から,「福祉と健康を重視した街づくり」への発展,転換が行われている。隣接する福岡県大牟田市より延長する有明海沿岸の工場の受入れ態勢も充実してきている。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
JLogosID : 7449870