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贄波(近代)


 明治22年~現在の大字名。はじめ南郷村,昭和15年からは南郷町の大字。明治24年の幅員は東西7町余・南北6町余,戸数67・人口346(男175・女171),厩66,小船14(徴発物件一覧表)。昭和20年当地で特攻訓練が行われ,現在夫婦浦に程近い主要地方道日南都井線沿いの展望の開けた地に「人間魚雷回天訓練之地」と彫られた記念碑がたっている。この記念碑のある山手の方に同48年県総合農業試験場亜熱帯作物支場が設置された。亜熱帯性果樹,花木の栽培技術確立を目的として設置されたものである。現在は贄波・夫婦浦の2行政区に分かれ,それぞれに区長が置かれている。夫婦浦は小さな漁港になっている。世帯数・人口は昭和45年158・721(男353・女368),同50年149・655(男309・女346),同55年159・655(男307・女348)。




KADOKAWA
「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
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