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SPC
【えすぴーしー】


Special-Purpose Company;特別目的会社{とくべつもくてきがいしゃ}

金融機関や事業会社が債権や不動産など保有する資産を本体から切り離し、有価証券を発行して資金を調達するために設立するペーパーカンパニーのこと。その多くはケイマンやバミューダなど税制上の優遇措置のある地域で設立されている。特定目的会社とも呼ばれる。
SPCは、例えば企業等が所有している資産を担保に債券を発行して資金調達する場合などに利用される場合がある。具体的には、資金調達しようとする企業などが担保資産をSPCに一旦譲渡することで、資産を企業から分離し、企業等の倒産リスクから隔離するための役割を果たしています。SPCに資産が譲渡されることによって、社債権者は譲渡された資産から発生する金利や賃貸料などの収益を安定的に受け取ることが可能になる。金融機関にとっては保有資産を圧縮し、財務体質を強化できるメリットがある。
日本では、1998年に施行されたSPC法によって、設立が可能となった。2000年証券化できる対象資産を広げる法改正がされ、現在は通常の不動産や企業の売掛債権のほか、ノンリコースローン(返済原資を担保資産に限定する借り入れ)などにも幅広く活用されている。
【ジャンル】M&A;資金調達
【関連用語】金融機関;債権;有価証券;資金;設立;資金調達;リスク;金利;1998年;2000年;証券化;ノンリコースローン




ゴーガ
「金融用語m-Words」
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