IT用語e-Words マイクロプロセッサ Intel 56 Pentium III【ペンティアムスリー】 ペンティアム・スリー/Pentium !!!;Pentium 3;Pentium!!!;Pentium3;PentiumIII;ペンティアム3;ペンティアムスリー Intel社の32ビットマイクロプロセッサ(MPU)。Pentium IIプロセッサのコア部分に様々な機能拡張を施したもの。「Katmai」のコードネームで知られ、同社のx86系プロセッサファミリーの第6世代(P6コア)にあたる。{LF}MMXの改良版であるマルチメディア拡張命令セットのSSE(正式リリース前はKNIと呼ばれていた)や、各プロセッサ固有の識別番号のPSNなどが搭載されている。{LF}SSEはソフトウェア側が対応していないと利用できないため、従来のソフトウェアのパフォーマンスの向上には寄与しない。{LF}外部とのインターフェースはPentium IIと同じスロット型のSlot1に対応している。{LF}Pentium IIIには、「Katmai」型の他に、コードネーム「Coppermine」として知られる改良型があり、500MHz以降の製品に採用されている。Coppermine型は0.18μmの製造プロセスにより集積度を上げた製品で、256kBの2次キャッシュのプロセッサコアへの統合や、133MHzのベースクロックへの対応などがはかられている。{LF}Katmai型とCoppermine型で同じクロック周波数の製品があり、また、それぞれについて、ベースクロック100MHzまでしか対応していないものと、133MHzまで対応しているものがあるため、Coppermine型は周波数の後ろに「E」を、ベースクロック133MHz対応のものは「B」をつけて区別することがある。{LF}例えば、Pentium III 600MHzはKatmaiの100MHz対応製品、600B MHzはKatmai133MHz対応、600E MHzはCoppermineの100MHz対応、600EB MHzはCoppermine133MHz対応製品である。{LF}このほか、1.13GHz以上の製品には0.13μmの製造プロセスによる「Tualatin」型がある。Pentium IIIの名称を持つ製品全体での動作周波数の範囲は450MHzから1.2GHzまで。{LF}Pentium IIIの派生製品は多く、ノートパソコン用の「Mobile Pentium III/Mobile Pentium III-M」、サーバ用の「Pentium III Xeon」「Pentium III-S」、および動作周波数533MHz~1.4GHzのCeleronがある。◆関連用語Intel;32ビットマイクロプロセッサ;MPU;Pentium II;コア;Katmai;x86;MMX;マルチメディア;SSE;リリース;ソフトウェア;パフォーマンス;インターフェース;Coppermine;プロセス;2次キャッシュ;プロセッサコア;ベースクロック;クロック周波数;MHz;Tualatin;動作周波数;ノートパソコン;Mobile Pentium III;Mobile Pentium III-M;サーバ;Pentium III Xeon;Pentium III-S;Celeron インセプト「IT用語e-Words」JLogosID : 7790835