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NetBurst
【ネットバースト】


ネットバースト

Intel社の32ビットマイクロプロセッサであるPentium 4/Xeonに採用されているマイクロアーキテクチャの名称。{LF}初代Pentiumで採用されていたP5アーキテクチャPentium Pro/Pentium II/Pentium IIIで採用されたP6アーキテクチャの後継にあたり、x86アーキテクチャの第7世代にあたる。{LF}20段にも及ぶハイパーパイプライン構造(P6アーキテクチャでは10段)、および整数演算ユニットの倍速駆動などが主な特徴で、偏執的なまでに動作周波数の向上に特化している。{LF}パイプラインがあまりにも深いため、分岐予測を誤った時のペナルティが大きく、クロックあたりの性能は必ずしも高くない(P6コアから20%程度悪化とされる)が、その代わり同程度の製造技術でP6アーキテクチャの2倍程度の動作周波数を実現できるとされる。{LF}以上のような触れ込みで登場したNetBurstアーキテクチャだが、設計段階で既にHyper-Threading(1つのプロセッサを仮想的に複数のプロセッサとして扱い、複数スレッドが演算器を共有して同時に処理を進める機能)を前提とした設計がなされていた。{LF}Hyper-Threadingが機能するとクロックあたりの性能は20%程度上昇するため、Hyper-Threadingを使用したNetBurstコアのクロックあたり性能はP6コアとほぼ同等になる。{LF}2002年1月にはHyper-Threadingに対応したXeonリリースされており、2003年後半にはPentium 4にもHyper-Threading対応版が登場する予定。
◆関連用語
Intel;32ビットマイクロプロセッサ;Pentium 4;Xeon;マイクロアーキテクチャ;Pentium;アーキテクチャ;Pentium Pro;Pentium II;Pentium III;x86アーキテクチャ;動作周波数;パイプライン;分岐予測;コア;Hyper-Threading;スレッド;リリース




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